信じてきた結果がここにある。

日本茶をもっとおいしく。 もっと楽しく。

 

PROFILE

岡村 友章 (おかむら ともあき)

 

  • みなせ野オーガニックマーケット 実行委員
  • にほんちゃギャラリーおかむら 日本茶インストラクター
  • しまもとノート 編集執筆

 
「にほんちゃギャラリーおかむら」
主宰・岡村友章

NPO法人日本茶インストラクター協会認定日本茶インストラクター

全国の茶農家を直接訪ね歩きながら、茶の生産から家庭での淹れ方まで、幅広く日本茶の楽しみを紹介する活動を行っています。

地元・大阪府島本町では「みなせ野オーガニックマーケット」も主宰し、お茶だけでなく暮らしの豊かさを改めて考え直してもらうきっかけ作りにも励んでいます。
 

わたしのお茶のなかでも、クリニックむけにおすすめするのは

胃に優しく、体を温める番茶

『三年番茶』無農薬無施肥

 

ポイントとしては…

  • 『無農薬』

  • 『無施肥』

  • 『一物全体(いちぶつぜんたい)』

お茶ごとに直接「単一農園」との契約する事です。

三年番茶とは?

茶樹に農薬や肥料を一切与えず、刈り取りも行わないまま最低でも3年間を経たものを原料とします。
これを冬季に枝ごと刈り取り、薪火で焙煎。
半年間の熟成を経たのち再焙煎して仕上げたのが、堤レディースクリニックで提供する真正の「三年番茶」です。
冬季の番茶特有である刺激物質の少なさゆえ体への負担がなく、とくにカフェインは極限まで減らしてありますので安心して愛飲いただけます。
体をよく温めますので冷えの気になる方には特におすすめです。

『無農薬』

茶は健康飲料と言われつつも、農薬を多用することはあまり知られていません。
かつ摘み取りのあと初めて水に浸すのが飲用するとき。
近年、使用されている農薬には例えばネオニコチノイド系農薬など、自然環境に甚大な影響与えているといわれるものもあり、使用に慣れているはずの農家でさえ恐れながら散布するのが実態です。
摂取して直ちに影響はなくとも、長期的な害悪については未知数なことが多い農薬は一切使用せず、無理のない栽培管理のお茶だけを扱っています。

『無施肥』

適切な窒素肥料は茶に味わいを与え収量の増加をもたらしますが、多用により無闇に味を強調させ体に馴染まぬ茶が多く流通しています。
また化学肥料の多用は土壌の汚染を招き周辺環境にも悪影響を及ぼし茶樹そのものも弱らせる結果を招きます。

「クリニックでは、肥料を一切使用しないお茶をおすすめしています」。

※適切な有機肥料の使用は土壌を肥沃にし、微生物や虫などの生態系を豊かにします。
それにより茶樹が健康を維持し病害虫への抵抗力を身につけるのです。

 『一物全体(いちぶつぜんたい)』

その里山の放置林などの薪を使うことで、環境への配慮も万全です。外からモノを持ち込まず、その土地のもので完結する。里山の再生・保全にも一役買っております。

『単一農家との直接契約』

農家と飲む人の間に介在するものが多いほど、茶の実態はわかりにくくなります。
私は農家から直接にお茶を仕入れ栽培から製茶まで疑問は全て直ちに解決できるようシンプルなルートを確保しています。

そうすればお茶の美味しさだけでなく背景の物語や農家の人柄などお茶をもっと美味しくさせる周辺的な事項をダイレクトにお伝えできると考えており、
私が最も重要視しているポイントです。

堤レディースクリニックでご提供させていただいている日本茶は

29年度厳冬期に収穫した奈良県大和産「三年番茶」です。

三年番茶を生産する茶師・阿部さん。

 

自然栽培の茶樹だけにこだわり、野性的な魅力のあるお茶づくりに日夜取り組んでおられます。

長い間、人の手を加えず自然に伸びた茶樹だけを原料に使います。

 

葉だけでなく枝も全て使うのが特徴です。

必要最低限の電力を除き、化石燃料に頼らないお茶づくりを実践しています。

 

焙煎にはガス火ではなく、必要な火力により数種類の薪を使い分けた薪火だけを使用。